腰痛は日本の成人の約40%が抱える深刻な問題です。
東京大学の研究によると、腰痛が原因で年間3兆円もの経済損失が発生しているとされます。
放置するとぎっくり腰やヘルニアのリスクが高まるため、早期の対策が非常に重要です。
腰痛の主な原因:大腰筋の収縮
腰痛の多くは、実は大腰筋の過度な収縮が原因です。
大腰筋は、背骨と足をつなぐ重要な筋肉で、姿勢維持や歩行に欠かせません。
しかし、長時間の座位や不適切な姿勢により、この筋肉が硬直してしまうことがあります。
腰痛は大きく2つに分類されます:
- 特異的腰痛:骨折や重篤な病気によるもの
- 非特異的腰痛:原因不明のもの(全体の8~9割を占める)
特に非特異的腰痛の多くは、大腰筋の問題に起因していると考えられています。
腰痛セルフチェック方法
以下のチェックリストを使って、自身の腰痛の状態を確認しましょう。
超危険腰痛チェック
- 転倒や尻もち後に痛みが出て日常生活に支障が出る
- 横になっても痛みが続き、痛み止めが効かない
- 痛みやしびれが臀部から膝下まで広がる
- 歩きにくく、つまづくことが多い、足の脱力感がある
これらの症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
腰痛発症・悪化リスクチェック
- 3ヶ月以上続く腰痛がある
- 最近の1週間で痛みの度合いが0~10の11段階で7以上
- 前屈や後屈時に痛みやしびれが臀部から膝下まで広がる
- 長時間座ると腰がだるくなり、立ち上がるときに痛みがある
- 重い荷物を持った際に腰に痛みが出る
- 前屈時に手首が膝のお皿より下にいかない
これらの項目に該当する場合、ぎっくり腰や慢性的な腰痛のリスクが高いため、適切なケアが必要です。
おすすめのセルフケア:シェー体操
腰痛対策として特におすすめなのが「シェー体操」です。
この体操は、大腰筋をゆるめるための効果的なセルフケア方法です。
シェー体操のやり方
この簡単な体操を毎日行うことで、大腰筋の緊張をほぐし、腰痛の予防や改善に役立ちます。
結論
腰痛の多くは大腰筋の問題に起因しています。
適切なセルフチェックと対策、特にシェー体操のような大腰筋をケアする運動を取り入れることで、
腰痛の予防・改善が可能です。
ぎっくり腰や慢性的な腰痛を避けるために、早めのチェックと対策を心がけましょう。
今回ご紹介したセルフチェックとシェー体操を日常生活に取り入れ、健康的な生活を送りましょう。
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